戦術・戦略

BREAK BACK(ブレークバック)8巻!勝ちへの執着、シングルスとダブルスの違い

このブログでも度々紹介している、テニス漫画『BREAK BACK(ブレークバック)』の最新巻の8巻が発売されました。

巻を重ねる毎に面白くなり、テニスをやったことある人もやったことない人も、確実に楽しめる内容です。

8巻では、インターハイ団体戦4回戦 vs蒼志学園、シングルス2の様子とダブルスが行われます。

テニス歴は長いのに1度も勝ったことがない丸山の執念と、シングルスとダブルスの違いなど、今回も読みごたえがあります。

以下、解説していきます。ネタバレ注意でお願いします。

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1、BREAK BACK(ブレークバック)8巻発売!勝ちへの執着、丸山初勝利への秘策

前巻までのあらすじとこれからの展開

シングルス1で出場した成陵高校の丸山の相手選手は全国区の選手です。

丸山の超正確な予測でリターン、得意なスライスとロブを混ぜて、何とか食らいつき、見事ブレークします。

とはいえ、実力差は明白です。

相手選手が冷静に自分のプレーに集中するべきタイミングで、コーチの紗季が丸山に策を仕掛けます。

アンダーサーブでサーブ&ボレー

その策とは、アンダーサーブでサーブ&ボレーをすることです。

私も読者も「えっ、アンダーサーブで!?」と思ったはずです。

というのもアンダーサーブは下からサーブを打つ緩いサーブです。

相手から余裕持ってコントロールし強打を打てます。

守る範囲が狭いダブルスならともかく(私の対戦相手で1人だけいました)、シングルスは守る範囲が広いためまずやらないです。

しかし、その作戦でまず1ポイント目を取ります。

2ポイント目は丸山のミスで失いましたが、3ポイント目は丸山の完璧なボレーでポイントを取りました。

なぜ、全国レベルの選手に2ポイント取れたか。

それは、

・相手が冷静にプレーをしようとしたときに、タイミングを外せたから

・丸山の超正確な予測で相手のレシーブを読むことが出来たから

です。

アンダーサーブは遅いボールの為、

サーブを打ったあとにネットに詰める時間が取れることと、

リターンへの打球位置が低いため、ロブも打ちづらいので、結果的にボレーヤーが触れる高さに打ちやすいです。

このため、全国区の選手にもポイントが取ることが出来ました。

相手選手の対応、ボディーへの超速レシーブ

しかし、相手選手も対応してきます。

その対応とは、超速スピードのボールを丸山めがけて打つことです。

これは、プロのなかでもサーブ&ボレーをする選手減った理由となります。

ラケット、ストリングの進化でボールスピードが格段に上がり、人間の反応を越えるスピードでリターンが打てるようになりました。

その結果、サーバーがポイントを取ることが出来なくなってしまったのです。

丸山は、超速スピードで来たリターンに反応できず、ボールが顔面に激突してしまい、メガネが壊れてしまいました。

絶体絶命の丸山が取った執念の策

替えのメガネを忘れた丸山に、これ以上試合をすることは無理だと判断した紗季は、棄権を申し入れようとしました。

ですが、丸山はこれを拒否。

せっかく全国区の選手から1ゲーム取り、勝てるチャンスがあるから、まだやりたいと言います。

プレーは続行されますが、裸眼でのプレーは平衡感覚を失い、サーブもまともに打てる状態ではありません。


そんな絶体絶命の状態で丸山は笑っています。

その次のプレーが衝撃でした。

先ほど顔面に激突したのに、またアンダーサーブでサーブ&ボレーに出ていきました。

相手選手の躊躇してポイントを取りに行ったのかと思いましたが、相手選手は容赦なく丸山めがけて超速レシーブを打ちます。

またぶつかるかと思いましたが、丸山はこれをにやっと笑い、避けました。

結果はアウト。丸山のポイントです。

アンダーサーブで低く跳ねているボールを顔めがけた超速レシーブで打てば、入らないと予想した丸山のプレーに会場は驚きの声が上がります。

丸山も小さくガッツポーズを取りました。

残念ながらその後は一方的な展開です。

 

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作業12時間。 ついに緊急事態宣言が出ました。 テニススクールもしばらく休校のところも多いみたいです。 テニス業界のたくさんの人達の応援で、今もこうして漫画を描けていると思っています。 自分自身、今は無力ですが、必ず力をつけて、応援して頂いた分を返せるように頑張ります!! #作業日記 #読めばテニスが強くなるテニス漫画 #kasa #kasatenis #イラスト #漫画 #manga #テニス #tennis #tenis #notennisnolife #ブレークバック #ブレイクバック #breakback #月刊チャンピオン #月刊少年チャンピオン #atp #wta #manga #comic

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丸山は破れてしまいました。

2、BREAK BACK(ブレークバック)8巻発売!シングルスとダブルスの違い

シングルス1に負けてしまい、後がなくなった成凌高校。

次はダブルスです。

出場選手は、運動神経抜群の五十嵐とビックサーバーの河野です。

試合前、紗季は二人を組ませた理由は、サービスゲームが取りやすいからと話します。

その真意とは。

シングルスはイマジネーションとダブルスは理詰め

試合が始まり、最初の河野のサービスゲームをダブルフォルト4本でブレイクされてしまいます。

相手サーブは、帽子の藤堂のサービスゲームから。

藤堂はスピンサーブで力の入りにくいバックを狙い、その後ボレーをセンターに低く、最後はオープンコートに決めるパターンを、連続でポイントを獲得します。

3、BREAK BACK(ブレークバック)8巻発売!ダブルスの今後の戦い

ダブルスはブレークするのが難しい為、今後の展開では以下3つがポイントになると思います。

・成凌高校はどうやってブレークする。

・河野のサービス覚醒なるか。

・メンタリティーの勝負

です。

漫画ですから、ここから戦いが激化することを考えると、どこかで成凌の2人は相手のサーブゲームをブレイクするはずです。

その戦略は『豪速球でリターンし続けること』だとと予想します。

配球でポイントを奪う可能性が低そうな気がするので、配球以外の身体能力やパワーで戦い、相手を自分の土俵に持ってくる。

さて、予想が当たっているか、楽しみです。

4、BREAK BACK(ブレークバック)8巻発売!勝ちへの執着、シングルスとダブルスの違い まとめ

BREAK BACK8巻、まとめ

○シングルス1丸山の勝ちへの執着、ゲームを奪うも残念ながら敗退

○ダブルス試合開始、シングルスはイマジネーション、ダブルスは理詰め

○相手の得意パターンに苦しむ五十嵐と河野、五十嵐のサーブで巻き返し始めるか!

益々面白くなるBREAK BACKはぜひ注目してください!