BNPパリバ・オープン男子シングルス3回戦、錦織圭選手はホルカシュ選手と対戦。
先日のドバイ・デューティフリー・テニス選手権で敗れた相手と再選です。
結果はホルカシュ選手の勝利となりました。
非常に悔しい配線ですが、今後の記録のためにも試合内容と錦織選手の課題を確認していきましょう。
目次
BNPパリバ・オープン 男子シングルス3回戦 錦織圭 vs H・ホルカシュ 試合内容
第1セット 6-4 錦織圭
ゲームカウント1-1 ホルカシュ選手のサーブをブレイク。
スマッシュミス
ホルカシュ選手ロブ多め
お互いバックハンドのスライスでラリーのテンポを変えようとしている。
錦織選手のサーブが良くて、ラリー回数も少なく決められている
セットポイント 40-30
ワイドへのフラットサーブ
ストレートに甘く返ってきたボール
錦織選手がフォアハンドでダウンザラインでエース。
第2セット 4-6 H・ホルカシュ
お互いキープで進みます。
錦織選手もホルカシュ選手もサーブからストロークの流れが良く、テンポ良くゲームが進みます。
4-4 ホルカシュ選手のサービスゲーム
30-40とブレイクポイントを握った錦織選手。
相手サーブがバックには変化したサーブにリターンが浅くなり、ホルカシュ選手がバックで クロスにアプローチ後、ボレーで丁寧に決めます。
その後キープに成功し、4-5 錦織選手のサーブ。
30-30 大事なポイントです。
錦織選手が攻撃し、フォアハンドでダウンザラインに。
それを何とか拾ったホルカシュ選手。再び錦織選手にチャンスボール。
フォアハンドで逆クロスに攻撃。
それも何とか拾ったホルカシュ選手。
浅くなったチャンスボールを錦織選手が再び逆クロス。
逆を突かれたホルカシュ選手ですが、ボールはアウトしてしまいます。
その後何とかデュースに持ち込みますが、ホルカシュ選手の厳しいリターンとストロークでたまらず錦織選手が連続でミスしてしまい、このセットを取られます。
第3セット 6-3 H・ホルカシュ
いきなりチャンスがやってきます。
0-0 ホルカシュ選手のサービスゲーム
30-40のブレイクポイントを握った錦織選手。
どちらもミスをしないように相手を崩そうとし、ラリーが繋がります。
その数なんと、32回
若干甘くなったボールを最後は錦織選手がコート内に入ってフォアハンドで順クロスに打ち、エースを取ります。
その直後の錦織選手のサービスゲーム。
今度は逆にブレイクポイントを握られます。先ほどブレイクしたポイント同様にラリーが繋がります。錦織選手が攻めても、ホルカシュ選手が手足を伸ばし、返球していきます。
錦織選手が決まったと思うぐらいのフォアハンドで逆クロスに素晴らしいショット。
それを必死に拾うホルカシュ選手のボールが浅くなります。
反応が遅れた錦織選手は、なんとかそれを取りますが、ホルカシュ選手がオープンコートに打ち込み、ボレーでネットしてブレイクバックされてしまいます。
その後、ホルカシュ選手がキープした後のゲームカウント1-2 錦織選手サーブ。
15-40とブレイクポイントを2つ握られ、絶対絶命のピンチ。
ここで錦織選手の集中力を増し、素晴らしいラリーを展開していきます。
オープンコートにエース級のボールをバンバン打っていきます。
それを返すホルカシュ選手もすごい。
m級の身体と手足を伸ばし、何とか返球していきます。
それがまたベースライン深くに入るから、難しい。
それでも錦織選手は攻撃を続け、ブレイクポイントをしのぎ、その後キープに成功します。
そのあとホルカシュ選手がキープに成功した後のゲームカウント2-3 錦織選手サーブ。
ブレイクポイントを握られてしまい、最後はダブルフォルトでゲーム。
その後はお互いキープで進み、ゲームセット。
BNPパリバ・オープン 男子シングルス3回戦 錦織圭 vs H・ホルカシュ 錦織圭選手の課題
チャンスを決めきれるか
この試合、錦織選手の調子は第1セットは動けていない印象を受けました。
反応が遅れてしまい、チャンスで決めきれない場面が多く見受けられました。
特に2回戦同様にスマッシュのミスがたくさん出てました。
第2セットはお互いキープが進み、さらに錦織選手にとってもラリーが短く終わるので、良いテンポで進んでいきました。
ブレイクされてしまった30-30のポイントが悔やまれます。
錦織選手もネットに出る回数は増えています。ラリーを短く終わらすためにも必要なプレーです。
チャンスで決めきれることが求められています。
勝利したホルカシュ選手は誰と対戦
ホルカシュ選手は第24シードのD・シャポバロフ選手と対戦します。
昨年ランキングを一気に上げたシャポバロフ選手は、第10シードのMチリッチ選手を破っています。
錦織圭選手、次の大会出場は?
3/20~開催されるマイアミオープンに出場する予定です。
この大会もマスターズ大会になりますので、優勝目指して調整してもらいたいです。