BNPパリバオープン開催中です。
男子シングルス第6シードの錦織圭選手はマナリノ選手と対戦し、勝利することが出来ました。
フルセット、最終セットはタイブレークの勝利です。
無事に勝つことが出来た、この試合を解説していきます。
目次
BNPパリバ・オープン 男子シングルス2回戦 錦織圭 vs M・マナリノ 試合内容
第1セット 6-4
2-1 マナリノ選手サーブでブレイクに成功
錦織選手は相手を左右に走らせる
マナリノ選手にミスが増えていきます。
この試合、錦織選手はオープンコートに攻撃するシーンがとても多い。
その次の3-1 錦織サーブでブレイクバックされます。
錦織選手は相手の守備の固い守備を崩しきれずにミス。
ブレイクポイントはダブルフォルト。
これで再びイーブン。
5-4 マナリノ選手サーブをブレイク。
錦織選手は相手のバックにトップスピン、スライスを混ぜていきます。
高低、スピード、バウンド後の変化に対応しきれず、マナリノ選手のミスが増えていき、ブレイクに成功します。
第2セット 4-6
お互いキープが続いたゲームカウント4-4 錦織サーブをブレイクされてしまいます。
マナリノ選手はコンパクトなラケットセットで、ベースラインの中に入ってリターンで攻撃。
その後もベースラインから下がらず、ミスが少なく早いテンポで打っていきます。
ラリー戦で甘くなると強打。
ポイントを失っていく錦織選手。
15-40
錦織選手はサーブをワイドに入れて、そのままボレーをします。
マナリノ選手はたまらずロブを上げ錦織選手は苦しいながらスマッシュ。
これがネットにかかり、ブレイクされてしまいます。
4-5 マナリノ選手のサービングフォーザセット。
サーブを基本錦織選手のバック側に集め、甘くなったリターンをマナリノ選手は攻撃でポイントを奪っていきます。
セットポイント。
ここで1stサーブで錦織選手のフォアに。
相手の鋭いサーブに錦織選手がリターンミス。セット終了です。
第3セット 7(7)-6(5)
お互いブレイクを一つ。
その後はキープが続くゲームカウント5-5 錦織サーブ
ここで立て続けにポイントを奪われてしまい、ブレイクを許します。
5-6 マナリノ選手のサービングフォーザマッチ。
絶体絶命のピンチです。
最初のポイントが鍵でした。
マナリノ選手は攻撃し、錦織選手がたまらずロブ。
マナリノ選手はベースライン付近からグランドスマッシュ。
大ピンチ。
しかし上手く当たらずネットにかかります。
錦織選手リードで迎えた30-40
プレッシャーが最大になり、マナリノ選手がダブルフォルト。
ゲームカウント6-6
その後は錦織選手が攻撃し、ポイントを重ねます。
6-4の錦織選手マッチポイント。
錦織選手のカウンターが決まり、ゲームセット。
辛くも勝利しました。
一般プレーヤーが
錦織圭 vs M・マナリノに学ぶこと
お互い沢山の駆け引きがある中で、マナリノ選手のプレーは良かったです。
それは錦織選手相手にベースラインから下がらずラリーをしていたことです。
コンパクトなラケットセットと、きっちり深くボールをコントロールすることで、錦織選手のタイミングを奪っていきました。
またサーブも、左利き特有のスライスサーブで錦織選手のバックを攻撃し、ポイントを奪っていきました。
マナリノ選手は自分の強みを最大限活かして、チャレンジした試合でした。
錦織圭選手の課題は?
一方、最終的に勝ちきる錦織選手もさすがです。
絶体絶命に追い込まれた第3セットに見事ブレイクし、そこからタイブレークを取り切る力です。
しかし、課題は長いトーナメントの初戦をいかに体力を温存し、勝てるようになるか。
錦織選手相手に、下のランキングの選手もポジションを前に取り、早いテンポのラリーで応戦することが増えています。
もう一つは、セットの後半でブレイクされてしまうこと。
誰もが勝ちを意識して硬くなるのと、リターン側の選手も仕掛けてくる大切なゲーム。
テニス経験者なら誰もがその難しさを分かっています。
だからこそ取りきれる選手になり、ナンバー1になってほしいと強く願います。
BNPパリバ・オープン 男子シングルス3回戦 錦織圭 vs H・ホルカシュはいつ?
次の対戦相手は、先日のドバイ・デューティーフリー・選手権で錦織選手が敗れた相手、ホルカシュ選手と対戦です。

まだ日程は決まっていません。
大坂選手に続いてリベンジマッチとなります。
お楽しみに。
