テニスツアー、BNPパリバ・オープンが開催しています。
女子シングルス第1シードの大坂なおみ選手は世界ランキング65位のK・ムラデノヴィック選手と対戦しました。
結果は6-3、6-4で大坂選手の勝利です。
全豪オープン2019以来の勝利に、大坂選手、ファンもほっとしました。
この試合の解説をしていきます。
目次
K・ムラデノヴィック選手はどんな選手 ドバイ・デューティーフリー・テニス選手権で敗れた相手
2月下旬に行われたドバイ・デューティーフリー・テニス選手権で戦い、敗れた相手こそムラデノヴィック選手です。
全豪オープンで優勝して以来の試合で、昨年の大坂選手の躍進を支えたコーチ、サーシャ・バイン氏とコーチ関係を解消した直後の大会です。
本調子じゃない大坂選手はなすすべなく敗れてしまいました。

今大会は昨年優勝した大坂選手には連覇がかかっていて、その初戦(大坂選手はシードの為、1回戦免除)の試合はリベンジマッチとなる大事な試合です。
2重、3重にプレッシャーがかかった中、大坂選手はどのように戦ったのでしょうか。
BNPパリバ・オープン 女子シングルス2回戦 大坂なおみvsK・ムラデノヴィック 試合内容、解説
第1セット 6-3
3-2 ムラデノビッチ、サービスゲーム
相手サーブをベースライン内で立て続けにぶっ叩いていました。
リターンでポイントを奪いに行きました。
それが功をそうしたこのゲーム。
15-40でブレイクポイントを2回握ります。
1回目、リターンミス。思いっきり強打してました。
2回目、ムラデノビッチ選手のファーストサーブが厳しいコースに。
振り遅れながらも返球したが、ムラデノビッチ選手がフォアハンドで強打しました。
何とか返しましたが、その後もムラデノビッチ選手が攻め続け、デュースに持ち込まれます。
何度か続いた40-40。その時はやってきました。
ムラデノビッチ選手のサーブが甘くなり、大坂なおみ選手が再度強打。
ムラデノビッチ選手は振り遅れてネットしてしまいます。
ブレイクポイント。
緊張のムラデノビッチ選手のサーブ。ダブルフォルトでブレイクに成功します。
まだ終わりません。
5-3 大坂なおみ選手のサービングフォーザセット。
ここで、この試合初めてのブレイクポイントを握られます。
大坂選手サーブを強打し、フォアハンドをクロスに強打します。
ムラデノビッチ選手の返球はネットにかかります。
そこからセットポイントを握った大坂選手。
サーブをワイドに入れて、甘くなったリターンをバックハンドでダウンザラインにエースでセット終了です。
第2セット 6-4
1-1 ムラデノビッチ選手サーブ。
リターン攻め続ける大坂なおみ選手。
たまらずムラデノビッチ選手がネットに出ていきますが、
見事パッシングでカウンターを決めていき、ブレイクに成功です。
その後、このセット2度目のブレイクに成功した大坂なおみ選手。
5-2 サービングフォーザセット。
ここで再びドラマが。
30-15 とポイントリードしたところで、ムラデノビッチ選手がネット出てきます。
甘いショットで前に来ていたので、余裕を持ってパッシングした大坂選手のボールはまさかのアウト。
嫌な流れでの30-30。
大坂選手が攻める。
ムラデノビッチ選手が寸前の所でスライスショット。
低く浅くなったボールを大坂選手がバックハンドでアプローチ。
しかしそのボールがど真ん中に甘く入る。
逆サイドを見事パッシングショットで抜かれてしまいます。
30-40
まさかと思いながら見ていると、今度は大坂選手のダブルフォルトでブレイクバックされます。
その後ムラデノビッチ選手がキープし、5-4 大坂選手のサービングフォーザセット。
再び嫌な流れでブレイクポイントを握られます。
ここで大坂選手の代名詞、強力なサーブでポイントを奪います。
その後も気持ちのこもったショットで攻め続け、ポイントを奪い、見事ゲームセットです。
BNP・パリバオープン 女子シングルス3回戦 大坂なおみ vs D・コリンズはいつ?
3回戦の対戦相手は、世界ランキング25位のD・コリンズ選手です。
今年の全豪オープンでベスト4進出した強敵です。
3/10現在未定です。
3/11追記
日本時間12日10時以降にスケジュールが決まりました!
大坂なおみ選手の活躍を期待し、応援しましょう!