試合解説

ABNアムロ世界テニス・トーナメント2回戦 錦織圭vsE・グルビス

男子テニスツアーABNアムロ世界テニス・トーナメント。

錦織圭選手の2回戦が行われ、見事6-1、6-4で勝利しました。

以下、解説をしていきます。

1、対戦相手 E・グルビス選手はどんな選手?

グルビス選手は、世界ランキング84位、サーブとフォアハンドが強力な選手です。

2、第1セット 6-1 圧巻の攻撃

文句なしのゲームでした。

錦織選手はミスが少なく、グルビス選手はミスが多かったです。

その理由は3つだと思います。

・ラリーの中で錦織選手が様々なスピードや球種を混ぜることで、タイミングが合わなくなる。

・錦織選手のリターンが深くて、攻撃するパターンを作りきれない

・錦織選手のポテンシャルを知っているから、焦ってしまった。

テンポ良くポイントを重ね、1stセットを取りました。

3、第2セット 6-4 相手の攻撃を捌ききれずにブレイクされる

第2セットも最初のリターンゲームでブレイクし、このままのペースで行くかと思っていました。

ですが、3-2 錦織選手のサービスゲームをブレイクされてしまいました。

その内容は、

ポイント先行出来ない30-30のラリー戦、

徐々に攻撃し、スマッシュを打つ錦織選手。

コースが読まれた上に少し甘くなったボールを、グルビス選手はフォアハンドでセンターに打ち込む。

戻りきれずに、錦織選手はなんとかバック側にしのぎますが、

そのボールをダウンザラインに打ち込み、エースを決めるグルビス選手。

30-40

錦織選手のサーブをバックでクロスにリターンするグルビス選手。

それをバック側にクロスに返すが、少し甘くなる。

グルビス選手は再びバックハンドのダウンザラインでエースを奪い、ブレイク。

その次のグルビス選手のサービスをキープされて、この試合初めて追いかける展開に。

しかし冷静な錦織選手は、

淡々と深く厳しいボールを打ち続け、自身のサービスゲームをキープ。

グルビス選手はまたもミスが増えてしまい、サービスゲームをブレイクされます。

サービングフォーザマッチを錦織選手はきっちりキープして、ゲームセット。

4、準々決勝の対戦相手は、初対戦 世界ランキング38位フチョビッチ。16日3時半以降開始

フチョビッチ選手は、ハンガリーの27歳。

先の全豪オープンではシングルス2回戦に進出。

ツアー優勝は1度。

プレースタイルはオールラウンドで、サーブとフォアハンドが攻撃的です。

長くラリーが続く中で、錦織選手が主導権を握れるかが鍵になります。

対戦は、日本時間2/16(土)3:30以降です。