女子テニスツアー、マイアミオープン。
第1シードの大坂なおみ選手が全豪オープンでもあたった、シェ・シューウェイ選手に敗れてしまいました。
全豪オープン以来、なかなか勝ちきれない原因は何なのか?
以下、この試合を軸に解説していきます。
目次
マイアミオープン 女子シングルス3回戦 大坂なおみ選手 vs シェ・シューウェイ 試合内容
第1セット 6-4 大坂選手が走る走る
1ブレイクされた2-4 シューウェイ選手のサーブ。
15-30(大坂選手リード)
リターンを返してからも、カウンターでフォアのクロスに振られる大坂選手。
諦めずにボールを追い続けること、1往復半。
最後は、ボレーで決められてしまいますが、この試合にかける大坂選手の想いが伝わります。
その後ブレイクポイントを握った大坂選手。
先ほどのポイント同様、走らされるが何とかボールを追いかけ返球します。
たまらずシューウェイ選手がネットにかけてしまい、ブレイク成功です。
大坂選手をサーブをキープした後の、ゲームカウント4-4、シューウェイ選手のサービスゲーム。
ここでブレイク成功します。
甘くなったセカンドサーブを大坂選手がコートの中に入り、攻撃していきます。
ブレイクポイントでも、大坂選手がリターンで崩し、シューウェイ戦の甘い返球を大坂選手がフォアハンドでクロスに追い込む。
ロブが返ってきますが、大坂選手がスマッシュで冷静に決めて、ブレイク成功。
サービングフォーザセット。
大坂選手はキープし第1セットを先取します。
第2セット 6-7 (4-7) シューウェイ選手の広角なショットが大坂選手を苦しめる
最初のシューウェイ選手のサービスゲームをブレイクに成功します。
その後はお互いキープが続き、ゲームカウント5-4、大坂選手のサービングフォーザマッチ。
ここでブレイクされてしまいます。
このセットも徐々に徐々にシューウェイ選手からプレッシャーをかけられていました。
緩急をつける、前後左右に揺さぶる、裏をかくパターン、走らされた時の冷静なカウンターなど多彩なプレーをしています。
そのプレッシャーを感じたのが、30-40のブレイクポイント。
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シューウェイ選手のバックハンドストロークがクロスに深く来ているのに、無理してストレートに運びサイドアウトしてしまいます。
普段の大坂選手だったら、クロスに戻せばラリーが続く展開になるはずですが、そうしませんでした。
チャンスと思っていたかもしれませんが、大事なブレイクポイントを無理に攻撃する必要はなかったはずです。
それでも攻撃したということは、かなりシューウェイ選手のプレッシャーが強かったことの証明となります。
第3セット 3-6 最後まで挽回できず、3回ブレイクされてしまう
お互い1つずつブレイクして進んでいった、ゲームカウント3-3。大坂選手のサービスゲーム。
再びブレイクのピンチを迎えます。
カウント30-40.大坂選手の2ndサーブをシューウェイ選手のバックハンドに。
シューウェイ選手はそれを大坂選手のバックに。
再び、大坂選手がバックのクロスに打ち込み、若干差し込まれたシューウェイ選手。
大坂選手はダウンザラインに決めようとするが、残念ながらネット。
その後、シューウェイ選手がキープしてゲームカウント3-5、大坂選手のサービスゲーム。
再び、ブレイクされてしまいます。
2ndサーブをきっちり返され、そこからオープンコートにコントロールするシューウェイ選手。
大坂選手が走らされて、スライスを使う場面が多数。
最後のポイントも走らされて、なんとか返すも浅くなってしまい、ドロップショットでゲームセットです。
シェ・シューウェイ選手の特徴
ストロークが両手フォア、両手バックのシューウェイ選手。それだけでも特徴的ですが他にもあります。
それはどこに打ってくるか分からないということ。
コンパクトなテイクバックからコースを突くショットは、とても厳しいところに決まっていました。
ギリギリに打たれたボールを切り返す力もあるから、守備もとても上手な選手です。
とても世界ランキング27位の選手とは思えません。
大坂なおみ選手の次の出場する大会は?
まだ未定です。これからはクレーコートシーズンが始まるので、またハードコートとは変わった戦いになりそうです。
クレーコートの戦いは、気持ちを切り替えて行ってほしいですね。
ぜひ応援していきましょう。
