現役テニスコーチについて

36歳現役テニスコーチの転職活動!5か月間のリアルストーリー!

2021年5月~9月にかけて転職活動を行いました。

今回は5カ月間、私が行った転職活動について、記載していきます。

行ったことを大きく分けると、

『転職の軸を決める』『情報収集』『面接対策』『内定後の最終確認』です。

一般サラリーマンの方と大きな転職活動においては大差ないと思いますが、

「テニスコーチの転職ってそんな感じなんだ」

「テニスコーチにそんな悩みがあるんだ」

と、思っていただけると幸いです。

特に、経営者、テニス関係者の方が見ていただけると幸いです。

1、初めに36歳現役テニスコーチが転職活動を決めた理由

理由はいくつかあります。

・通勤時間の無駄(ドアtoドアで1時間45分)が段々と許せなくなってきた

・今のスクールが良くなる未来が見えてこないから

・自分が他社でも活躍できる自信がついたから

前の職場になってから1年経つぐらいに、上司に異動願いを出しました。

「近い勤務地にしてほしい。」

「家族との時間をもっと過ごさせてほしい。」

ですが、2年間その希望は叶いませんでした。

そんなすぐに異動出来ない会社の事情も重々分かっていますが、いつまで我慢すれば良いのだろうと思っていました。

そして、もう一つ、前の職場が私には良くなる未来が全く見えて来ませんでした。

毎日忙しく働いて、それが改善される予定も対応策もありません。

これは会社の体質なので不平不満を言っても仕方ないので、まずは転職活動をしてみようと思い、行動に移すことに決めました。

2、36歳現役テニスコーチの転職活動!!主な行動4つ

それは、『転職の軸を決める』『情報収集』『面接対策』『内定後の最終確認』です。

実際の行動を含めて、解説していきます。

転職の軸を決める

まずは、何の為に転職をするか考えました。

これについては、シン・サラリーマンの著書であるサラタメさんの動画を参考に考えました。

メインチャンネルは書籍の解説ですが、もう一つのチャンネルで転職についての動画も多数上げています。

動画を観て、「自分は何のために転職するのか」「この転職で叶えたいカテゴリーは何か」「逆に捨てていいカテゴリーは何か」を明確にしていきました。

実際に考えたノートがこちら。

自分の考えていることをなるべく整理し、転職活動の軸を決めていきました。

情報収集

次に、どんなテニススクールに転職できるか、検討していきます。

まずは各スクールのHPです。

会社のHPで中途採用があるか、まずはチェックしていきます。

条件や実際に働いている社員のコメントなど、各スクール特色があるので、それをチェックし、自分の転職の軸と合っているかの確認をしていきます。

次は、会社代表のメッセージ・コメントです。

代表のテニスやスクールに対する想いを知ることが出来ます。

お客様やテニスに対して書かれていることは多いですが、会社の理念や働いている社員に対してどんな想いかもチェックしていきます。

次は、Instagramです。

今は、どのテニススクールもYoutubeやInstagramなどSNSに力を入れ始めています。

スクールの運営者の年齢層が高いことが多いので、SNSをどう運営していいか分からない人が多いです。

ここで、3つのスタンスに分かれます。

「分からないからやらない」

「分からないけどとりあえずやっている」

「分からないけど積極的にやっている」

このスタンスの違いで、各スクール、会社の特徴が出てきます。

『分からないけど積極的にやっている』会社は、若い世代が頑張っていたり、もっといろんなチャレンジをしようとしている証拠です。

『分からないからやらない』会社もそれぞれですが、今いるスクール生を大事にして、口コミや紹介を中心として、広げていく、という会社もあるかもしれません。

面接対策

面接まで進んだら、必ず聞かれる質問が3つあります。

それは、

『なぜ今働いている会社を辞めようと思ったか?』

『なぜ弊社に転職しようと思ったか?』

『入社したらどんな活躍が出来ますか?』です。

『なぜ今働いている会社を辞めようと思ったか?』は、転職の軸を伝えればOKです。

『なぜ弊社に転職しようと思ったか?』は、決めた転職の軸とHPやSNSをチェックして、自分に合致していることを伝えましょう。

『入社したらどんな活躍が出来ますか?』は、自分自身がやってきた経歴と実績の準備が必要です。

その為に、職務経歴書を作成します。

職務経歴書は履歴書と一緒に渡すこともあります。

私は応募の際、1社のみ職務経歴書を送りました。

職務経歴書を作成し、自分の経歴・実績の棚卸を行います。

というのも30代以降は、即戦力が求められます。

テニスコーチは年齢、経験、実績がそれなりあれば、どこかには転職出来るとは思います。

ただ、どのスクールでも必要と思ってもらえるような対策を準備すれば、スクールを選ぶ選択肢が広がり、契約も自分が望む方向に進めやすいです。

内定後の最終確認

内定いただいた会社にはその後、2,3度伺うようにいたしました。

レッスンを見学し、責任者の方と面談していただき、自分が確認したい部分をチェックしていきます。

大まかに自分がこの会社でやっていけるかですが、その基準として、

『見込み残業時間を含む就業時間』、『規定のレッスン数』、『会社の雰囲気・実際に働いている人の表情』、『スクールの目標・これから目指す形に向けてのやりがい』などです。

それは、こちらの本を参考にしました。

転職の思考法

実際に転職したら、思っていたのと違うことも良くあるそうです。

私も転職するなら、次を最後にしたいと思っているので、自分の思っている事をぶつけてどんな反応が返ってくるか確認するために、何度も伺いました。

忙しい所対応していただいた各スクールには本当に感謝しています。

3、36歳現役テニスコーチの転職活動!!応募した会社は7社

具体的なスクール名は控えますが、都内中心の2社、全国展開の大手2社、総合スポーツ施設2社、新しく出来るスクール1社です。

私は前述した通り、通勤時間の無駄や勤務時間について軸を決めたので、自宅から近い場所が最低条件でした。

応募した7社のうち3社から内定いただき、そのうち1社に決めました。

ですが、最終的な調整で条件が合わなかったため、転職しないことを選びました。

4、36歳現役テニスコーチの転職活動!!5か月間のリアルストーリーのスケジュール

実際に私が活動したスケジュールです。

5月、転職の軸を決める、情報収集にまずは集中する。

6月、1社面接の申し込み。緊張の為ガチガチ過ぎましたが、相手の方に優しさに感謝。

7月、応募と面接を繰り返す。情報収集と面接対策を行い、面接に臨む。

8月、引き続き、応募と面接を繰り返す。初の内定を頂く。

9月、内定頂いた3社に何度も訪問する。レッスン見学したり、責任者の方と面談を繰り返す。そのうち1社に決め、他の会社にはお断りの連絡を入れる。

最終的な確認をしたが、調整がつかず、決めた会社にもお断りの連絡を入れる。

5、36歳現役テニスコーチの転職活動!!5か月間のリアルストーリー!まとめ

36歳の現役テニスコーチが昨年実施した転職活動について書きました。

まとめると、

①転職活動をしようと思ったのは、『通勤時間への不満』『スクールの未来が期待できない』『自分への自信』が徐々に大きくなったから

②転職活動は『転職の軸を決める』『情報収集』『面接対策』『内定後の最終確認』の4つのステップ。

③応募した会社は7社。勤務地を最優先で選ぶ。

④5か月間のスケジュール。焦らず徐々にやった。

テニスコーチの方はもちろん、一般企業でも参考になると思いますので、ぜひご活用ください。