全仏

21年振!クレチコバ全仏女子シングルスダブルス優勝!ラケットは?

全仏オープンテニス2021、女子シングルスを優勝したのはB・クレチコバ選手。

対戦相手はパブリチェンコバ選手です。

・・・どちらも誰??

テニスコーチなのにすみません。

前回シフィオンテク選手に勝ったM・サッカリ選手の時も思いましたが、女子の選手は知らない選手がどんどん台頭してきます。

今回の記事はB・クレチコバ選手の解説です。

さらに、なんとシフィオンテク選手と対戦することが決まっているので、その辺を書いていきます。

クレチコバ全仏女子シングルス優勝!vsパブリチェンコバ スコア、スタッツ

スコアは、6-1、2-6、6-4です。

スタッツは、下記になります。

B・クレチコバ
A・パブリチェンコバ
2 エース 2
5 ダブルフォルト 1
73% ファースト サーブ率 66%
55% ファースト サーブ得点率 49%
71% セカンドサーブ得点率 50%
6/14
ブレイク ポイント
5/12
0 タイブレイク勝利数 0
41 リターンゲーム得点数 36
85 ポイント 75
14 ゲーム獲得数 11
6 連続獲得ゲーム数 3
8 連続獲得ポイント数 6
44 サービス ポイント率 39
8 サービスゲーム獲得数 6

拮抗していますが、中々見られない特徴的な数字があります。

それは、2ndサービス得点率です。

クレチコバ選手の得点率は71%で1stサーブ得点率よりも高い数字が出ています。

要するに1stサーブをミスした方が得点率が高いということです。

クレチコバ全仏女子シングルス優勝!世界ランキング、ラケットなどの基本データ

次にクレチコバ選手の基本データです。

名前:バーボラ・クレチコバ

シングルス世界ランキング33位(2021/6/10現在)

国籍 チェコ
出身国/居住国 チェコ
生年月日 1995年12月18日
性別
利き腕 右利き(バックハンド両手打ち)
身長 178 cm

ラケット・HEAD G360EXTREME

ウェア・HEAD

ウェアがHEADという珍しい選手であることと、1世代前のG360EXTREMEを使用しています。

しかもラケットにステンシルが入っていないことを見ると、HEADと契約していない可能性が高いです。

世界ランキング30位台の選手で契約していないということは、基本的にあり得ないことなので自主的に契約しないようにしているものと思われます。

※日本ではアマチュアでもメーカー契約している選手がいます(もちろん契約のサイズは違いますが・・・)

クレチコバ全仏女子シングルス優勝!特徴は?

プレースタイル

基本に忠実です。

クロスラリーでしつこく返し、角度をつけて、相手を追い込んでから展開していきます。

特にバックハンドのフォームは、初心者から上級者まで真似してほしいです。

ラケットを少し高めにあげて、サーキュラーのスイングで勢い良く振り抜く。

バックハンドのクロスラリーで勝てる選手は少ないと思います。

メンタリティ

もう一つの特徴は、メンタルです。

ポーカーフェイスで声を出さずにプレーします。

良いポイントを取ったときも表情は変わりません。

優勝した瞬間ですら、拳を身体の前で握り、『自分のやるべきことを遂行しただけ』、という感じすら見受けられます。

テニスはメンタルのスポーツですので、相手選手の表情が読めないと、それだけでも崩すのは大変になります。

クレチコバ全仏女子シングルス優勝!ラケットは?シフィオンテクと対戦?

なんと、クレチコバ選手ダブルスにも出場し、決勝まで勝ち進みました。

ダブルス決勝の相手は、昨年の全仏シングルス優勝したI・シフィオンテク選手です。

先日の記事でシフィオンテク選手がベスト8で負けた際に、『ダブルスの疲れがあったのでは』と書きましたが・・・

関係ないようですね。スミマセン。

そしてクレチコバ選手はダブルスでも優勝し、21年ぶりとなる単複優勝という偉業を果たしました!

21年振!クレチコバ全仏女子シングルスダブルス優勝!ラケットは?

21年振にシングルスダブルス優勝したB・クレチコバ選手についてまとめました。

  1. シングルス決勝 6-1、2-6、6-4 vs A・パブリチェンコバ
  2. 2ndサーブ得点率が驚異の71%
  3. チェコ出身の世界ランキング33位
  4. 全身ヘッド、でも契約していない可能性が高い・
  5. 基本に忠実で、メンタルが強い
  6. ダブルスでも優勝。相手はシフィオンテク

今後の活躍に更なる期待ですね。