全仏オープンテニス2021、シングルス4回戦。
錦織圭選手は、A・ズベレフ選手と対戦。
結果は4-6、1-6、1-6の完敗。
グーの音も出ません。
この試合を見て、私はウィンブルドン、東京オリンピックの上位進出を期待しました。
この試合の解説と今後の期待を書いていきます。
『錦織、終わったな』
『大坂なおみも出れないし、もう日本テニスはダメかも』
と希望を捨ててしまいそうな方。
ぜひ最後まで読んでみてください。
目次
錦織圭、敗退!全仏オープンテニス2021 ズベレフ戦を解説
まずはこの試合の解説から。スコアは前述の通り4-6、1-6、1-6のぼっこぼこにやられました。
ズベレフ選手にやられた3つのポイントは下記です。
・ズベレフ選手のサーブ
・ズベレフ選手のレシーブ
・ラリー戦で決めきれない
この3点です。
サーブ・レシーブで圧倒的なプレーの差が出ていました。
特に2ndサーブの際に、
ズベレフ選手のサーブは高く跳ね上がり、錦織選手が力の入りづらい打点で何とか返すところからスタートし、
錦織選手のサーブはズべレフ選手がぶっ叩くところから始まっています。
さすがにこれじゃあ勝てるわけはありません。
錦織圭、敗退!全仏オープンテニス2021 ウィンブルドン、オリンピックに期待が高まる3つのポイント
では、なぜ私がウィンブルドン、オリンピックに期待が高まると解説しているか。
その理由も3点あります。
ウィンブルドンとオリンピックはボールが跳ねづらいコート
どちらもボールが跳ねづらいコートです。
ウィンブルドンはコートサーフェスが芝の為、バウンド後に滑ってきやすいです。
オリンピックはハードコート(有明テニスの森)なのに、跳ねづらいのは何故でしょうか?
それは、もちろん日本で行う大会だからです。
楽天ジャパンオープンやデビスカップなど国際大会が行われる際、日本の選手に有利なように、コートサーフェスを調整します。
日本選手は海外選手より身長が低い分、ボールが跳ね上がってしまうとそれだけで力の入りづらいボールになってしまいます。
国際的な基準の範囲内ではありますが、そのような配慮を行うこともおかしくはありません。
現に、マスターズ大会でモンテカルロオープンとイタリアBNL国際は同じレッドクレーですが、ボールのバウンド感覚が違うことは、周知の事実です。
錦織圭のプレースタイルの変化
以前よりもネットプレーに出ていくシーンが増えています。
ポイントを短くするためと、ラリー戦でより攻撃的なシーンを増やしているからです。
フェデラー選手も一時期ランキングが落ちてから、再びNo1に返り咲いた時はネットプレーをより多く増やしていきました。
錦織選手も天才型なので、ネットプレーでポイントを重ねていくシーンは今後も増えていきます。
錦織圭の経験
ウィンブルドンでは最高成績がベスト8ですが、オリンピックは銅メダルを獲得しています。
この経験で東京オリンピックにも期待が持てます。
コロナ禍により観客数は期待が出来ませんが、日本の応援が錦織圭選手の力になることでしょう。
錦織圭、敗退!全仏オープンテニス2021 ウィンブルドン、オリンピックに期待が高まる!?まとめ
以下にまとめます。
- A・ズベレフ戦はボッコボコにやられた サーブリターンラリー全てで主導権を握られていた
- それでもウィンブルドン・オリンピックに期待が持てるのは、「コートサーフェス」「錦織のネットプレー」「錦織の経験」
まだ今年トップ10からの勝利はないものの、現状ほぼスケジュールどおり試合がこなせています。
まだまだトップ10との差が大きいのも現実ですが、錦織選手も勝つために準備を行っております。
コートサーフェスが変わり、気分を一新し頑張ってもらいたいですね。
ぜひ諦めずに応援していきましょう!