子どもの習い事としておススメなのが、テニススクールです。
大半のスクールが週に1回、1時間のレッスンが基本プラン。
忙しい親にとっても1週間に1回はテニススクールに行く時間を作ったり、子どもが大きくなってくると1人で通わせることも出来るはずです。
もっと子どもたちにはテニススクールに通うことをお勧めしたいのですが、子どもにとって悪いテニススクール、悪いレッスンというのが存在します。
これは今も現役のテニスコーチとして、15年間テニススクールを観てきて、思うところです。
近くに選べるテニススクールがあるなら、下記ポイントを観て、お子様のテニススクール選びの参考にしてほしいと思います。
目次
子どもにとってテニススクールの意義とは?
ここでは、子どもにとってテニススクールに通うと、どんな良いことがあるのか意義を説明していきます。
・運動習慣をつけ、日常生活での体力をつけていく
・ストレス解消して、家庭や学校での生活を平穏に過ごす
・学校の友達以外の友達を作り、新しいコミュニティを広げる
・新しいことへの挑戦。チャレンジ精神を身に着けていく。
・道具を使うスポーツで学ぶコーディネーション能力向上。体育での成績アップ。
簡単ですが、このような効果が期待できる5つを挙げました。
また後日詳しく紹介いたします。
子どもにとって悪いテニススクール5つの条件とは?
上記で挙げた子どもをテニススクールに通う意義を達成させることが出来るかどうかが、とても大切な所です。
その意義を達成できない可能性が高いのが、以下5つの条件です。子どもをテニススクールに通わせる前に、下のポイントを確認することをお勧めします。
子どもに合ったフォームを教えない
まず、初めはフォームです。
フォームを学ばずに打てる運動センスが高い子どもはいます。
だからコーチの物まねをして覚える、テレビや動画でプロ選手が打っているところを観て覚えることも大切です。
しかし、外で遊び子どもが減ってきている昨今では、運動センスが平均的に低下している傾向が強いです。
だから、運動が苦手な子どもたちでも、ラリーやゲームを楽しく過ごすためには子どもに合ったフォームが必要です。
ここで強調したいのが、『子供に合った』というところ。
それはどんなことかといえば、ボールの結果が出ているかどうかです。
どんなに速いボールを打っても、コートに入らなければラリーが成立しません。
その1人1人の子どものスピードでコートに入れ続けるように打てているかどうか。
親御さんはテニススクールに見学したときに、子供たち同士のラリーやゲームがどうなっているか見てください。
打ち合いが出来ているか、それとも1回打って終了になっているか。
そんなところをチェックして下さい。
運動量が少ない
運動しに来ているのに運動量が少ないなんてことがあるのかと思うかもしれません。
だから、レッスンを見学した際にこんなところもチェックしましょう。
・子どもが疲れた様子を見せているか
・子どもが全力で入っているプレーがあるか
・子どもが飲み物を飲んでいるか
良いテニススクール、良いテニスコーチは運動量が大切なことも良く理解しています。
それは上達するためには絶対量が必要だからです。
その絶対量を確保するためには色んな工夫が必要です。
その工夫の一番は、ラリーが繋がるかどうか。
ラリーが繋がれば、必然的に動く量も増え、運動量も上がっていきます。
だから、『フォームを教える』ということは『運動量が増える』ということに直結しやすいです。
マナーを教えない
マナーを教えないことは問題です。
そもそもマナーを教えようとしない、マナーを守っていない子どもに叱れないコーチがいることも事実です。
若いコーチや子どもが苦手なコーチは、叱ったら嫌な気持ちになるから叱りたくないという人もいます。
父親や母親でも同じように思っている人はいるのではないしょうか?
また叱ったら、親御さんからクレームが入るのではないかと心配になるコーチもいます。
同業者としてそういったコーチがいることも分かっていますが、それを見過ごしているスクールは良い噂は流れません。
また、マナーを守れない子どもが多いと、レッスンが円滑に進まないから運動量も上がっていきません。
マナーを守らせる工夫がされているか。
まずは挨拶からでしょう。初めの挨拶で元気よく出来ているか。チェックしてみてください。
コーチが怒鳴る
マナーを教えないコーチや良くないですが、教えるときに怒鳴るコーチもまた良くありません。
それは自分の能力が低いことを証明しています。
怒鳴るコーチがいるところはおススメしません。
子どもが楽しくなさそう
最後は子ども楽しくテニスできているかです。
子どもにとっての習い事は週1回の楽しみであるべきです。
自分の成長を実感できることと、仲間やライバルと力を合わせたり競争すると楽しさが増えてきます。
シンプルですけど、ゲームで勝った負けたを経験できるか。
そもそもゲームがないことは論外ですが、ゲームで勝ち続けたり負け続けたりすることもまた楽しくないでしょう。
そこは大人も変わりません。
ゲームで勝てるように練習する、練習の成果をゲームで試す。
このサイクルがうまく回っているところは、楽しいテニススクールだと思っています。
子どもにとって悪いテニススクールまとめ
・子どもに合ったフォームを教えない
・運動量が少ない
・マナーを教えない
・コーチが怒鳴る
・子どもが楽しくない
この5つの条件をポイントにテニススクールを探してみることを、オススメします!