本格テニス巨編、月刊チャンピオンで連載中のテニス漫画BREAK BACKの6巻が発売されました。
控えめに言って・・・面白すぎて驚きました!!
話を進めるごとに面白さが増してきて、第6巻では4回戦が始まるかと思ったら、練習のストーリーしかなかったことに驚きです。
しかも本当にそれが面白い!
簡単にまとめてみました。
目次
最高のテニス漫画BREAK BACK ってどんな話?
ギャンブルで借金を背負った元世界ランキング7位の上條紗季が、借金を返済するための条件として、ある高校を全国大会に出場させることを突き付けられました。
その高校は成陵高校で、なんとテニス部がありません。
上條紗季がコーチとなり、生徒を集めて、全国大会を目指します。
見どころはめちゃ可愛い上條紗季が暴言吐くは、殴るわの超ドSコーチ。
でも裏付けされた理論で選手からの信頼も厚い。
詳しくはこちらの記事を読んでください。
歴代最高のテニス漫画!!『BREAK BACK(ブレークバック)』5巻発売!
5巻までのあらすじ※ネタバレ注意
大城と五十嵐のシングルス2本でインターハイ予選3回戦を勝ち上がりました。
4回戦の相手は、大城と全国小学生大会で対戦している選手でレギュラーを組んでいる蒼志学園。
蒼志学園のメンバーは大城と対戦を6-0、6-0で敗れ、一度テニスから離れたところ、またカムバックしてきたから、大城に対し、並々ならぬ執念があります。
そのメンバーの一人が成陵高校に乗り込んできます。
一方、上條紗季と大城は次戦の会場で練習出来ないかとやってきたら、そこには蒼志学園のメンバーが練習していました。
最高のテニス漫画BREAK BACK 6巻の見どころは?※ネタバレ注意
さて、お互い選手が対戦校に乗り込む形になりました。
6巻では、蒼志学園との試合が始まると思っていたら、全く始まりませんでしたw
その6巻の内容がめちゃくちゃ面白かったです。
返球方法で相手の本質を掴む
次戦の会場で練習している蒼志学園に、上條紗季は大城を練習に混ぜてくれと言います。
蒼志学園ダブルスレギュラー、藤堂秀人とヒッティングをすることになった大城は、ひたすら真ん中に返球し続けます。
その前に何やら紗季から指示を受けていた大城は、藤堂のバック側に高く弾むボールを打ちます。
藤堂は早いタイミングでライジングで返し、その後また真ん中でのラリーが続きますが、大城は今度バック側に浅めのスライスを打ちます。
藤堂は膝を深く曲げ、しっかりとトップスピンで返球します。
それからもとに戻り、また真ん中でのラリーが続き、やがて終了します。
この意図は何だったのでしょうか?
対戦校の情報がお互いに欲しい状況で、バック側に2球変化をつけて打ちました。
どういう意図があったのか、蒼志学園のメンバーは考えます。
答えは、バック側の返球方法を確認するためです。
シングルスはフォアハンドが強いプレーヤーが多いため、バックのクロスラリーが続くことが多いです。
そこでバック側に変化が来た時の対応を見たというのが蒼志学園の見解です。
しかし、紗季はそれとは別に、不意に来たボールの返球方法でその人の本質が分かると言います。
大事なポイントで攻めるのか、守るのか、答えを保留にするのか。
そして、特に浅いスライスを膝を深く曲げて打つ選手は基本に忠実だが、柔軟性が少ない選手が多いと紗季は語ります。
それぞれの過去
今回の見どころとして、藤堂、五十嵐の過去の体験が描かれています。
五十嵐はともかく、対戦相手のしかもダブルスプレーヤーの藤堂を描くのがまた面白かったです。
おそらく、面白いエピソードがあったから紹介したかったのだと思いますが、ジュニアの選手にありがちな話だと思ったので、少し切なくなりました。
五十嵐は、運動神経抜群で、サッカー・バスケと中学で関東大会に出場していますが、全国大会には行けなかったことで、全国の壁があるのではと思っていました。
その話を聞いた紗季が言った一言がぐさりと刺さりました。
「覚悟が足りないだけ」「1ポイント取ることしか考えていない」
目の前の事に集中して取り組む以外、道はないってことです。
だから、引き続き私も記事を書きます。
基本の徹底
BREAK BACKの見どころとして、ユニークな練習法にあります。
第6巻では、両手でラケットでボールを突きながら、10kmのランニングをするというものです。
これは、ラケットの感覚を自分のものとし、走りながらでもコントロール出来れば、プレーにおいても自分の手のひらと同じ感覚で打てるという理屈です。
かなり厳しい内容ですが、現役テニスコーチの私も納得しました。
最高のテニス漫画BREAK BACK これからどうなる?
第7巻ではいよいよ、蒼志学園と対戦することになりそうです。
大城vs旭、五十嵐vs前原、河野・丸山vs藤堂・大塚の対戦が予想されます。
各選手、練習を積み重ねているので、対決が楽しみですね。
最高のテニス漫画BREAK BACK6巻発売まとめ
・BREAK BACKは最高に面白い
・相手の本質を読むためのラリー、考え方
・過去の紹介で、選手への感情移入が強くなる
・練習紹介、両手でボール突きながらランニング10km
これからますます面白くなる、BREAK BACK6巻おススメです。