SNSを開くとこんな投稿がありました。
『新型コロナウイルス感染症に関するテニス現場における対策』です。
この資料を作成した方は、テニスコーチでありながら、スポーツドクターの辻雄介さんです。
新型コロナウイルスについて、どこのスクールも各々対策を立てていますが、情報だけが先行し、必要以上に恐れている気がします。
もちろん、感染症拡大防止には充分に気をつけた方が良いですが、きちんとコロナウイルスについて把握する必要があります。
ぜひ資料を確認し、その上で対策を立ててください。
目次
新型コロナウイルス、テニスプレーヤーが感染しないために気をつけること著者、辻雄介さんについて

著者の辻雄介さんは、テニスプレーヤーでありながら、スポーツドクターでもあります。
最高ランキングは35歳以上で13位、一般では134位と、国内で戦っていたプレーヤーです。
医師としてフルタイムで勤務しながら、全日本テニスベテラン選手権にも出場しています。
新型コロナウイルスの他の感染症との違い、特徴は?

SARSよりは致死率は高くないが、感染スピードが早い。
ただ、致死率2-3%は100人なったら、2,3人亡くなってしまうということです。
ニュースでは年齢によって変わるそうですが、それでも2-3%は怖いですね。
新型コロナウイルスの感染の仕方

空気感染はしない。接触感染や飛沫感染によって感染する。
接触感染→感染者に直接触れるか、感染者が触れた物に触れるとなる。
飛沫感染→1〜2mの咳やくしゃみから飛ぶ水滴で感染する。
テニスにおける新型コロナウイルスの感染ルートとその対策



テニスをプレーする際にも、接触感染や飛沫感染をしてしまうケースは多々ある。
公共の交通機関はもちろんですが、クラブハウスやトイレ、更衣室の利用者が多数いる場所も感染リスクがあります。
マスクをすることやアルコール消毒をこまめにすることが、予防の第一歩です。
またプレー中であれば、ダブルスで味方とハイタッチをしたり、相手と試合後に握手をしたりすることがリスクになります。
ちなみに私が働いているスクールでは、休講前に『ハイタッチ禁止令』が出されました。
テニスのコロナウイルス対策はインドア・アウトドア関係ない?



換気されているかどうかが大切なので、インドアテニススクールでも空気がこもっているスクールはあまりありません。
だから、インドアでもアウトドアでもあまり変わらないそうです。
テニスは直接他のプレーヤーと体がぶつかることがほとんどないので、テニスのプレー自体では、ハイタッチや握手などを気を付ければ感染する可能性は低いと考えられます。
新型コロナウイルス、テニスプレーヤーが感染しないために気をつけること まとめ

〇著者はテニスプレーヤーであり、スポーツドクター
〇最高位は134位
〇新型コロナウイルスは感染が早い、感染の仕方は飛沫感染と直接感染
〇感染防止には、プレー中のハイタッチや試合後の握手をしない方が良い
〇テニスコートの周り、クラブハウスや更衣室など周りの人が多く触るところは要注意
〇インドアの環境は換気されていれば、あまり関係ない
資料の最後に、
『医学的根拠に基づき作成しておりますが、一般的な意思としての個人的見解で、所属の見解を代表するものではありません。』
『また、状況は日々変化しますので、最新情報も参考にしてください。誤りがございましたご指摘いただけると幸いです。』
と記載があります。
新しい情報が分かれば変わる可能性がありますので、ご確認をよろしくお願いします。