気温が下がってきて、冬がどんどん近づいてきました。
寒くなるとボールが飛ばなくなり、身体も硬くなるため、怪我のリスクがグッと高まります。
事実、テニススクールの事故で多いのは、夏の熱中症と冬の怪我です。
長くプレーされている人は、冬に怪我をしたことや、痛みやすい人も多くいます。
この記事では、冬への怪我対策をしっかり行うための具体的な6つのポイントを解説します。
タイトルにある通り、『あーやっちゃった』とならないために、ぜひ参考にしてほしいです。
それでは解説します。
目次
寒い時のケガ予防!「あーやっちまった」の怪我を防ぐ6つのポイント!①振動止めを付ける
手首や肘の衝撃を軽減のために、振動止めを付けましょう。
『えっ、たったこれだけ?』
と思う人もいると思いますが、まずは小さなことからお勧めします。
痛みがなくなるとは言いきれませんが、不快な振動は手首や肘の負担になります。
その衝撃を和らげます。
『それはわかるけど、振動止めの付けると感覚が変わるから、あまり好きじゃないんだよね』と言う方。
お気持ちすごいわかります。
テニスは感覚がとても大事なので、そこが少しでも変化するのが怖いというのは、テニスを長くやっている人ほど良くあります。
ただ今は、色んなタイプの振動止めがあります。
振動を適度に残すタイプもあります。
その代表といえば、キモニー、クエークバスターです。
錦織圭選手が使用しているので、ご覧になったことがある方も多いのではないでしょうか。
うちのスクールでも取り扱いを行い、大人気です。
ぜひお試しください。
寒い時のケガ予防!「あーやっちまった」の怪我を防ぐ6つのポイント!②ストリングのテンションを緩くする
以前の記事で、寒い時期はボールが飛びづらくなると書きました。
その対応として、ストリングのテンションを下げることです。
これはプロの選手たちも実施しています。
『えっ、そうなの』と思う方もいらっしゃると思います。
プロ選手の多くはラケットを沢山持っていて、切れたり緩んだときに張り替えることと、ストリングのテンションを調整できるようにしています。
世界を転戦していると、色んなメーカーのボール、気候や気圧、天候など、状況が変わるときに、感覚が合うストリングをチョイスしています。
下げる際には2~3ポンド、かなり下げるなら5~6ポンドがお勧めです。
寒い時のケガ予防!「あーやっちまった」の怪我を防ぐ6つのポイント!③ストリングを変える
ストリング自体を変える人もいます。
ポリエステルからナイロンやハイブリットにする。
私もハイブリットストリングの使用を試みています。
ポリエステル単体とは違います。
打球感が柔らかくなり、ボールが良く飛んでくれます。
ハイブリットをもともと使用している人は、縦と横のストリングを変えるのも良いかもしれません。
一般的に縦ストリングがボールの飛びを決めます。
縦を柔らかい素材にし、横をポリエステルにするのもまた打球感が変わるので、お試しください。
寒い時のケガ予防!「あーやっちまった」の怪我を防ぐ6つのポイント!④身体を温めてから動かす
急に激しい運動は危険です。個人的な感覚ですが、30~40代は特に気を付けた方がいいです。
それは若い時のイメージでウォーミングアップしないで動くと、筋力の衰えからうまく身体が動かなくて肉離れなどの大きな怪我に繋がりやすいです。
私も恥ずかしながら、きちんと練習せずに全力のプレーしてしまい、ぎっくり腰になった経験があります。
そのときはめちゃくちゃ後悔しました。
体操する、身体を温めてから全力のプレーをしていきましょう。
寒い時のケガ予防!「あーやっちまった」の怪我を防ぐ6つのポイント!⑤サポーターを付ける
特に痛みが出やすい時期はサポーターです。
手首、足首、肘、ふくらはぎなど怪我しやすい部分です。
最近はプロ選手もサポーター付ける選手が増えてきたように思います。
寒い時のケガ予防!「あーやっちまった」の怪我を防ぐ6つのポイント!⑥無理は禁物
意外に忘れがちなのがここです。
遠いボールを追いかけて返すことも大事ですが、その結果どこかを痛めてしまうことは、良くあります。
特に寒くなってくると、肉離れやアキレス腱に関する怪我が出やすいです。
特にレッスンやゲームの終盤に多くありがちです。
お気をつけて。
寒い時のケガ予防!「あーやっちまった」の怪我を防ぐ6つのポイント!まとめ
- 振動止めを付ける
- ストリングのテンションを緩くする
- ストリングを変える
- 身体を温めてから動かす
- サポーターつける
- 無理は禁物
これからますます気温が下がってきます。
楽しくプレーを続けるために、ぜひ参考にしてくれたら嬉しいです。