全仏オープンテニスが開幕しました。
西岡良仁選手が1回戦を突破し、錦織選手に続いて勝利を上げています。
ただ、観ている人も選手達も心配なのはコロナウイルスの対策。
毎年5月に行われていたのが、9月に開催されて、様々なことが変わっています。
今回はその様子を解説いたします。
目次
全仏オープンテニス2020、感染者拡大!フランスの現状は?
フランス全土では、感染者が拡大しています。
1週間で7万人近くの感染者が分かっています。
日本と同様に、営業時間の短縮や営業を自粛している店も多いです。
死亡者数は約4万人、これは世界でトップクラスに多い数字です。
その為、コロナウイルス感染を危惧し、欠場を表明する選手も数多くいます。
全仏オープンテニス2020、グランドスラムってどんな大会?
さて、ここでグランドスラムの大会についておさらいです。
グランドスラムというグレードの大会は、男女ともにトップです。
ポイント
優勝ポイントは男女ともに2000ポイント入ります。
ちなみに、錦織圭選手が18歳でツアー優勝を果たしたデルレイビーチオープンの優勝ポイントは250ポイントです。
250ポイントも十分すごいんですが、単純計算で8倍なので、なんとなくそのすごさは想像つくと思います。
賞金
優勝賞金は円換算で、3億~4億円です。
ちなみに例に挙げたデルレイビーチオープンでは、約1,070万円です。
ちなみにちなみに。
デルレイビーチオープンはATP250というグレードの大会ですが、この大会で優勝したことのある日本人選手は歴代5人しかいません。
しかも錦織選手が2人目で、ここ数年で3人の新たな優勝者が生まれました。
ドロー・スケジュール
シングルスのドローは128ドローです。
ランキングトップ100位、ワイルドカード、予選勝者からなります。
ここまで大きな大会はグランドスラムのみです。
スケジュールも2週間。雨が降って試合のスケジュールが変わることや、日没で次の日に持ち越しなんてことも良くあります。
全テニスプレーヤーがグランドスラム出場、優勝を目指していると言っても過言ではありません。
全仏オープンテニス2020、感染者拡大!コロナ対策は?
フランスで感染者が拡大しているということで、現地のコロナ対策が気になるところです。
パリに到着すると、まずはPCR検査を受けて、検査結果が出るまでホテルに缶詰めになります。
それから、数日おきにPCR検査を受けて、定期的に陽性になっていないか確認をしております。
そこで気になるニュースがありました。
🇪🇸ベルダスコ 全仏OPの対応に激怒‼️コロナ陽性で欠場へ💥https://t.co/R3loiuZ853
— tennis365.net テニス365 (@tennis365) September 26, 2020
スペインのトップ選手、F・ベルダスコ選手が陽性が判明し、全仏オープンに出られなくなってしまったという記事です。
「いやいや、そんなんコロナにかかったら感染爆発しちゃうんだから、出られるわけないでしょう」
と思う人も多くいると思います。
ですが、PCR検査も検査結果が100%正しいというわけではありません。
陽性が判明した後、もう一度検査すると陰性の人もいます。
そこで、ベルダスコ選手がもう一度検査を申し入れしても、検査してもらえなかったということです。
ベルダスコ選手はやむなく欠場。
トップ選手がグランドスラム大会優勝を夢見ていて、そのチャンスを奪われたら、誰だって怒ります。
フランスの過敏な反応を批判しています。
全仏オープンテニス2020、感染者拡大!現地の様子、ホテル、対応がひどい?
他にも、現地の様子について解説します。
もちろん例年とは違います。
観客は1,000人まで制限がかかっています。
ホテルは2つのホテルをランキングで分けています。
日本人選手の多くは同じホテルで過ごしているそうですが、まあ対応がひどいとのこと。
一番は食事。
アスリートが食べる食事ではないとのこと。
動画で拝見しましたが、今どき貧乏学生が食べるものじゃないんだから、というモノでした。
また、練習のコートに対してもそうです。雨が降って、コートが使用出来なくなるのは、しょうがないです。
ですが、コートが濡れないように、雨が降ったら素早くシートをかぶせるのを、被せていなかったこともあるそうです。
かなり試合以外の所でストレスを感じることが多いようです。
詳しくはこちらの動画もご覧ください。
西岡良仁選手のYoutubeチャンネルyoshi’s チャンネル
全仏オープンテニス2020、感染者拡大!コロナ対策、現地の様子は?まとめ
・フランスでは新型コロナウイルス、新規感染者数は増加傾向にある
・グランドスラムはテニスツアーでグレードが一番高い大会
・コロナ対策、ベルダスコ選手欠場は不運と取るか、怠惰と取るか
・他の対応、観客制限、ホテル、練習コートの不満
選手達が少しでも集中してテニスに出来る環境であることを願うばかりです。
まだ始まったばかりですが、ここら辺も注目して、全仏オープンを楽しみましょう。