テニススクール

テニス漫画BREAK BACK6巻に紹介されている練習法をやってみた

歴代最高のテニス漫画BREAK BACKは、元プロテニスプレーヤーのKASA先生が描いています。

KASA先生は海外に留学した経験もあり、その様子が単行本の巻末などで描かれています。

そんな元プロテニスプレーヤーの漫画家だから描ける練習法を小学生クラスでやってみたら、驚くべき上達と検証が出来ました!

その練習方法とは、ラケットでボールを下につきながら、ランニングをすることです。

コーチとして15年以上働いていますが、やってみてとても良かったです!

ぜひテニスを始めようと思っている方や、お子様の習い事としてテニスを選ぼうと思っている方に知ってもらいたいです。

BREAK BACK6巻に出てきた練習方法、ボール突きランニング

BREAK BACKでコーチの上條紗季が生徒達に練習させたのは、両手にラケットを持って、ボールを下に突きながらランニング10kmでした。

そもそもランニング10kmだけでもキツイのに、ボールを突きながらやったら何時間かかるか分かりません。

しかもそれがインターハイ予選4回戦の大事な試合前に行ったので、選手達からは不満の声が上がります。

紗季は「テニスで私に勝ってから言って」と一刀両断します。

ボール突きランニングやらせた意図

ボール突きランニングに不満を持ちつつも、五十嵐は「この練習は『バスケで言うところのドリブルの基礎』、ドリブルの基礎に意識が行ってる奴は試合に勝てない」と言います。

さらに、「俺らはまだその基礎すら身についていない、だから一番必要な練習じゃないか」と五十嵐は続けます。

これこそが紗季が生徒達に伝えたかった練習の意図でした。

事実、初心者の河野はちょっとストロークが上達しました。

実際のレッスンで小学生5.6年生クラスで試した内容

実際のレッスンのウォーミングアップの1つとしてやってみました。

クラスは小学生5.6年生の初級の子供たち10人に、時間は説明入れて2.3分ほどです。

その場でボールを下に突いて、何回連続出来るか競争してました。

コツは面の安定性とリズム感

ボールを自在にコントロールするためには、ラケットの支えが必要です。

ラケットを支えるにはそれなりの力が必要で、手首がぐらついてしまう子が多かったですが、みんな頑張って集中していました。

ボール突きの後ストロークを打ったら、ボールの飛びが安定した

ボールを突いた後、ポイントを説明し、実際にストロークを打ちました。

ポイントは、ラケットの持ち方は同じで、そのまま面を前になるようにする。

ボールを突いた時のようにラケットを支えたまま打球する。

たったこれだけです。

子供たちが打ってみると、なんとそれまで野球みたいボールを吹っ飛ばしていた子が、コントロールして打てていました!

その後も、ボールをコントロール出来る子が多く、上手く打てるから子供たちもいつもより楽しそうにプレーしていました。

テニス漫画BREAK BACK6巻に紹介されている練習法をやってみたまとめ

 

まとめ

・BREAK BACK6巻で紹介された練習方法はボール突きランニング
・それはラケットでのボールコントロール向上のため
・実際のレッスンで試したのはボール突き
・対象は小学5.6年生クラス、時間は2.3分
・やってみて面の安定性が向上し、上手になって、より楽しそうにプレーしていた

これからもレッスンで取り入れてみます。