戦術・戦略

テニスコーチになるにはどうやってなるの?3つの方法紹介

私も自分の職業を言うときに、

「テニススクールってどんな年代を教えているんですか?」とか、

「テニススクールってボール拾い以外にどんなことをするんですか?」など、

色々な質問を受けます。

その中で、「テニスコーチってどうやってなるの?」と聞かれることがあります。

今回の記事では、テニスコーチのなり方について記事にします。

テニスコーチのなるには?テニススクールか、専門学校か、中学高校か

テニスコーチのなり方には大きく分けて3つあります。

それはテニススクールで働くか、専門学校に行くか、中学校や高校の顧問になること。

詳細を書いていきます。

テニススクールで働く

テニススクールでテニスコーチになるには求人情報に応募することです。

ほとんどのテニススクールでは求人募集をしています。

ホームページや求人サイトをチェックしてみてください。

私が働いているテニススクールでは、アルバイトの求人サイトでも応募しています。

応募した後に面接、研修をして、テニスコーチで働くことになります。

専門学校に通う

テニスコーチになる専門学校がいくつかあります。

大きいところだと、

GODAIスポーツアカデミー

東京リゾート&スポーツ専門学校

日本工学院 八王子キャンパス

となります。

2年間専門学校で、テニスや身体の事を学び、その後スクールで働くことになります。

GODAIスポーツアカデミーでは、テニススクール事業(GODAIテニススクール)も行っているので、

そのまま就職できるかもしれません。

中学校や高校の顧問となる

部活の顧問でテニスコーチとなる人もいます。

先生であれば部活の部長としてですが、会社員や自営業をしていて学校のコーチになる人もいます。

大抵は部活の顧問と知り合いであったり、紹介が基本です。

現在連載中のテニス漫画『BREAK BACK』も元プロ選手が高校のコーチとなり、全国大会出場を目指すストーリーです。

主人公がコーチになったのも紹介(強制?)からです。BREAK BACKについてはまた後日。

3つの方法のメリット・デメリットを比較する

テニスコーチになる3つの方法を紹介しましたが、ここではメリット・デメリットを解説します。

テニススクールで働くメリット・デメリット

メリット

・自分のペースでお金が稼ぎやすい

・テニススクールの業務が理解できる

・お客様にレッスンをすることで経験値が増える

・テニスコーチの先輩から様々なことを学べる

デメリット

・そのスクールに染まりやすい

・専門的な知識は自分から学びにいかないといけない

・雇用形態が様々(アルバイト、契約コーチ、総合職)

専門学校に通う

メリット

・専門的な知識が学べる

・約2年間周りを見る余裕がある

・学校の先生やセミナーなどで人脈が広がる可能性がある

デメリット

・お金を払う

・実際のスクール業務が分からない

・専門学校に通う友達が当たり前になり、同年代と離れやすくなる

・テニスが強い人はいないことが多い

中学校や高校の顧問となる

メリット

・自分の好きなように指導が出来る(監督と相談する必要はあり)

・同じメンバーだから成長していく過程が見れる

・試合や大会の成果を学生たちと共有できる

デメリット

・給料は様々

・先生になるか、紹介がないとなれない

・生徒や先生から信頼を得ないと解雇される

スクールで働く現役テニスコーチが語る!その3つの方法からなったテニスコーチはどうだったか?

私はテニススクールで15年間働いている現役テニスコーチですが、

この3つの方法で出会ったコーチと一緒に働いてきました。

一長一短ありますが、どの人たちもそれぞれタイプが違いました。

あくまでも私が出会った人たちなので、主観となります。

テニススクールで働くテニスコーチたち

この人たちは、教えている支配人や先輩コーチがカギとなる傾向が強いです。

どういうことか。

・一から学んでいくので、教育がしやすい

何も知らないところからテニススクールで働くと、スポンジのようにどんどん吸収していきます。

一方で、

・そのスクールの常識に染まりやすい

言葉遣いやお客様の指導の仕方など、上司や先輩を見て学び、自分も同じようにしていく傾向が強い。

年数が経っているコーチたちは変えることが難しいです。

専門学校に通ったテニスコーチたち

・学校で教わった知識を披露する場はない

大きいテニススクールのレッスンは、ほとんど流れで決まっています。

毎月のテーマが決まっているので、専門学校で学んだ知識はあまり必要としていません。

なので、専門学校に通ったからこのテニスコーチは人気がある、なんてことはまずありません。

中学校や高校の顧問となったテニスコーチたち

・強豪校のコーチ経験者は知識が豊富です。

勝つための最先端の知識を指導していかないと、学生たちが勝てずにコーチの信頼を失ってしまうからです。

だからテニススクールや専門学校を経てテニスコーチになる人たちよりも、知識が多いことはよくあります。

ただ、自分の学生に指導するように、後輩スタッフに接し方が厳しいコーチも多かったです。

・弱い学校のコーチは一人よがりになりやすい

学校の先生で顧問になっている人は、教える経験値も少ないため、自分の環境の中での知識のみになってしまいます。

たとえば、『サーブの指導でラケットは背中に担いでから行う』など。

サーブの素振りをすれば分かりますが、サーブの動作中に背中に担ぐ個所はないです。

間違った知識のままスクール生に教えてしまこともあるので、スクールの方針を伝えていくことが大変でした。

テニスコーチになるには、3つの方法まとめ

・テニススクールで働く

各スクールのHPや求人サイトでも募集がありますので、応募してみてください。

スクール生にレッスンし、お金を稼ぎながら経験を得られます。

・専門学校に通う

2年間、専門知識を学ぶことが出来ます。先生やセミナー講師と人脈を作れると就職に有利になるかもしれません。

ただ、テニススクール業務では専門学校で学んだ知識があまり必要なことはありません。

・中学や高校の顧問になる

先生になるか、紹介が必要となります。

学生たちと喜びを分かち合うことが出来るかもしれませんが、どんな生徒と一緒になるかはその学校によります。

テニスコーチになりたい方はぜひ参考にして下さい。