スクールでテニスを始めて上達していくと、『試合に出てみたいけど怖い』『試合に出たくない』という方が多くいます。
テニスコーチの立場から言うと、ぜひ試合に出てほしいです。
それは試合に出ることで上達するからです。
私自身、必ず1年に数回は試合に出るようにしています。
それは、スクール生の皆様に試合を勧める説得力を出すためです。
そこで、試合に出たいけど不安に思っている方に向けて、パターン別にお勧めする2つの対処法を紹介します。
ぜひ最後までご覧ください。
1.試合をやってみたいけど出たくない人の考え
そもそもなぜ試合に出たくないか、その原因を解説します。
大きく分けて『相手に迷惑がかかる』『試合に勝てるか不安』の2つです。
他の理由で、『疲れる』、『時間が取れない』といった方は、この記事を読んでいないので割愛いたします。
この『相手に迷惑がかかる』と悩んでいる方と、『勝てるかどうか不安』と悩んでいる方では対処法が違います。
次項で解説していきます。
2.パターン別対処法2選
具体的な対処法は
『相手に迷惑がかかる』→『シングルスに出る』
『勝てるかどうか不安』→『スクール内のミニ大会に出る』
です。
シングルスに出る
シングルスは相手に迷惑はかかりません。
ダブルスのようにパートナーはいませんし、大会のほとんどはレベル別で開催されています。
対戦相手は、勝つために試合に出ています。
だから、もし自分が全く歯が立たない対戦相手であっても、相手にとっては勝つだけで嬉しいはずです。
『いや~そうは言っても返せないと相手もつまらないじゃないですか。』と思う方、ご安心ください。
もし試合をしてみて、実際にそういう方がいらっしゃったら、その対戦相手の方が出場するレベルを間違えています。
埼玉県で最大の試合を運営しているインスピリッツテニスクラブのHPから引用したレベル紹介です。

このようにレベルが細かく設定されているので、自分のレベルに合った試合に出てみましょう。
また試合に出て、良いプレーが出来ると相手と仲良くなることもあります。
仲良くなれば、一緒に練習したり、試合に誘われたりします。
レベルが一緒の仲間となら、シングルスもダブルスも楽しく出来るようになっていきます。
スクール内のミニ大会
試合に勝てるかどうか不安な方はスクール内の大会がお勧めです。
試合の勝ち負けはやってみなければわかりません。
ですが、実際の試合で自分がどれぐらい出来るかまずは知るために、スクール内のミニ大会で試してみるのがお勧めです。
こちらもクラス別で分かれていることも多く、色々な方とペアを組み、短いゲーム数で対戦します。
各スクールによって多少の違いはありますが、自分がどれぐらい試合でプレー出来るか1つの目安になります。
埼玉県のテニススクール、ZIP大宮テニスアリーナのインスタグラムです。
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色々な方とペアを組み、ごちゃ混ぜで楽しくプレーしている様子が伺えます。
3.テニスの試合に出たくない。現役テニスコーチがお勧めする2つの対処法まとめ
今回の記事は、『試合に出てみたいけど不安』『試合に出る前にお勧めの方法を教えてほしい』という方に向けて、紹介しました。
試合に出たくない人の考え方
『相手に迷惑がかかる』、『勝てるかどうか不安』の2つ。
パターン別対処法
『相手に迷惑がかかる』→『シングルスに出る』
『勝てるかどうか不安』→『スクール内のミニ大会』
私も試合に出て、勝ったり負けたりを繰り返しています。
その中で、出来たこと出来なかったことを振り返り、また練習に取り組む。
前述した通り、スクール生に試合をお勧めするためも試合に出ています。
ただ、出来たこと出来なかったことを振り返り、また練習して上達する、この過程が好きなのも大きな理由です。
上手くなるとまた新たな世界が広がります。
皆様の試合への第一歩となることを願っています。