ストローク

信じるな! コーチが教えるオープンスタンス!3つの間違い

ストロークでの足の止まり方は、オープンスタンス、スクエアスタンス、クローズドスタンスの3つがあります。

今回はオープンスタンスについて、解説していきます。

特にコーチが教えるオープンスタンス指導で3つの間違いがあるので、ここについてはぜひ知っておいてください。

オープンスタンスが苦手な方はぜひ読んでください。

そもそもオープンスタンスって?

右利きのプレーヤーでフォアハンドストロークを打つ時に、右足で止まること、バックハンドストロークの際は左足で止まることを指します。

とりあえずこの記事では、右利きプレーヤーの右足で止まることをメインにします。

それとは反対に、右利きプレーヤーのフォアハンドストロークで左足を打球方向に真っすぐ踏み込んで打つのが基本のスタンス、スクエアスタンスです。

オープンスタンスの利点は?どんな時に使うの?

オープンスタンスは右足で止まって打つので、まずは遠いボールを身体の回転を使って返球しやすいです。

また前の足を出さないことで、打点を後ろに引き付けやすくなるので、相手の速いボールや深いボールの時に返球がしやすくなります。

ストロークが安定するオープンスタンス!コーチが教える3つの間違い

右から左に体重移動

オープンスタンスは右足から左足に体重移動しながら、打つと思っているコーチは多いです。

それは、軸が足の上に乗っていると思っているからです。

しかし、本当はオープンスタンスの時の軸は身体の中心部分にあります。

軸に対して右に捻って、それを左に戻して打つのが、正しいオープンスタンスの身体の使い方です。

厳密にいえば、右足から左足に体重移動する場合もありますが、回り込みフォアハンドを打つ際に回り込み切れなくて、身体を流しながら打つ時ぐらいです。

遠いボールや速いボールで右足から左足に体重移動しながらオープンスタンスを打とうとすると、ボールが左に飛ぶか、ネットにかかる人がほとんどです。

というか、横に遠いボールを全力疾走で走って止まって右足から左足に体重移動は、自然な動きではないです。

つま先の向きをターンする

横に動く際につま先の向きを真横に向けてターンしてから動き出す指導も間違いです。

そんなこと意識して動く暇がありません。

速いボールを力強くオープンスタンスで返すのであれば、まず肩をターンします。

肩をターンすれば、腰が捻られ、素早く準備が出来ます。

その際に股関節を追って、捻ることが出来ればなお良しです。

足をターンするのは、非常に時間がかかるため、オープンスタンスには適していないです。

打つリズムが1,2

リズムを取る際に大切なのは、その数字がどのタイミングかが大事です。

オープンスタンスは深いボールや速いボールの返球に有効ですが、ボールがバウンドしてすぐ打つとは限りません。

じっくり溜めを作って打つこともあるので、リズムが1,2というのは間違いです。

個人的には、1(相手の打球の瞬間),2(オープンスタンスで止まる),3(打球)で打つことを基本にして、指導していくほうが良いと思っています。

ストロークが安定するオープンスタンス!コーチが教える3つの間違いまとめ

現役コーチが教えるオープンスタンスまとめ

・オープンスタンスは右利きプレーヤーのフォアハンドで右足で止まって打球すること

・オープンスタンスは深いボール、速いボール、遠いボールの返球で使いやすい。

・オープンスタンスでコーチが教える3つの間違い

  1. 右足で止まって左足に体重移動、正しくは軸を身体の中心にして、捻り戻す。
  2. つま先からターンしている暇がない。
  3. リズムは1,2ではなく、1,2,3が基本

ちなみにこの3つの間違いはうちのテニススクールで教えていた指導です。

その間違った説明を聞くたびに、あ~なんだかなぁと思っています。

読者の皆様はオープンスタンス使えるように頑張りましょう。