技術

サーブが安定する3つのコツ!みるみる入って、ゲームが楽しくなる!

テニス初級者にとって、ゲームを始める際の最初のショット『サーブ』。

サーブが入らない、安定しないと悩む方は多いです。

スクールやサークルで、ゲームをやると、羽子板みたいな打ち方でサーブを打てば、

たちまち相手から打ち込まれる。

だからサーブが好きじゃない。

こんな風に思っていませんか?

この記事ではサーブがみるみる安定して打てるようになる3つのポイントをお伝えいたします。

順序良くやれば、必ず安定して入るようになります。

ぜひ1歩ずつ練習し、サーブが安定するように練習していきましょう。

ゲーム中のサーブの考え方は『1stサーブは強く、2ndサーブは弱く』は間違い!

多くのスクール生がこのように考えていますが、これは間違いです。

プロ選手やアマチュアでも上手な選手は違う考えで打っています。

それは、

『まず安定して打てるサーブが2ndサーブで、

2ndよりも少しリスクを上げたサーブが1stサーブ』です。

プロアマ関わらず、サーブを2回失敗するダブルフォルトは避けたいです。

それで、1stサーブが入ったらいいなと思いながら、全力で打ってしまい、ほとんど入らないとどうでしょうか。

厳しい言い方ですが、1stサーブ意味がありませんね。

例えば10回に1回入るサーブだったら、9回は失敗するんだから相手にとってこんな楽な展開はありません。

だからこそ安定している2ndサーブにちょっとリスクを加えたものが1stサーブであるべきなのです。

リスクの種類は、スピード、コース、深さ、回転、タイミングなど様々です。

その結果、1stサーブが入る確率は60%以上あると良いと言われています。

約3回に2回入る1stサーブとほぼ100%入る2ndサーブ。

こういう考え方をまずは持ってもらいたいです。

サーブを安定させる3つのコツ!

グリップの持ち方はイースタングリップからセミウェスタングリップ

どの雑誌や本を読んでも、サーブのグリップはコンチネンタルグリップと書いてあります。

コンチネンタルグリップとは包丁を持つような持ち方です。

このグリップの特性は、

・回転をかけやすい

・打点が高いところが力が入りやすい

・腕の回内と内旋を使いやすいので、可動域が広く力強いサーブが打ちやすい

事です。

『なんだ理想的な持ち方じゃないか』と思うかもしれませんが、初心者にとっては打ちづらい、コントロールしづらいと思っている人も少なくありません。

その理由は『構えたときに打球する面が横に向いているので、面の向きが想像しにくい』からです。

どういうことか。

先ほど例に挙げた羽子板サーブ。

羽子板は持った時に、面の向きが相手の方を向いているので、そのまま当てればまっすぐ飛びますね。

しかし、コンチネンタルグリップで包丁のように持つので、ラケットが地面に対して垂直になります。

だからラケット面が横向きなので、どの面を向けながら打っているか分からなくなってしまうのです。

そこから苦手意識が生まれてしまい、サーブが嫌になるパターンは多いです。

だからこそ、羽子板のように持った時に真っすぐ向きやすいグリップのほうが、初めの一歩としてはコントロールがしやすいので、おススメです。

しかし、慣れてきてからコンチネンタルグリップに徐々に移行できるのが理想です。

トロフィーポーズからスイング

羽子板サーブが安定しやすいのは、ラケットの面の向きがまっすぐ向きやすいことと、

スイングがコンパクトだからです。

サーブの動作は投球フォームに似ていると言われます。

余談ですが、現在連載中のテニス漫画BREAK BACKのデコ先輩というキャラクターは、

ガタイも大きく、140km近いボールを投げることが出来ます。

そのデコ先輩がサーブを打ってみると、200km近いスピードが出ていたようです。

話がそれましたので、戻します。

スイングをコンパクトにすれば、コントロールがしやすくなります。

だから、初めからトロフィーポーズ(肘が肩と同じ高さになる状態)でトスを投げれば、

コンパクトなスイングになり、安定したサーブが打ちやすくなります。

実際、私も大人、子ども関わらずトロフィーポーズから打球させています。

回転をかけてみる

上記2つが出来て、安定したスピードやコースが打てるようになってきたら、最後はボールの飛びを調整するスライスサーブが打てるとより良いです。

スライスサーブを打つためには、最初の構えか段階のラケット面が大切になります。

グリップを変えて打つことは初心者にとって、ストレスの一つになるので、グリップは変えずに手首の形を甲側に少し折り、ラケットを垂直気味にすることです。

そうすれば、いつもの面の向きよりちょっと回転がかけやすくなるので、回転と飛びの調整がしやすいです。

ただし、肘の曲げ伸ばしで回転をかけようとしてしまうと、肘に負担がかかるので、あくまでも肩を支点としてスイングして下さい。

サーブが安定して打てれば、ゲームが楽しくなる!

このサーブが安定する3つのコツは、正直キレイなフォームではありません。

ですが、サーブが不安定になると、試合が楽しくなくなってしまいます。

サーブが安定して入れば、まずはゲームでの不安事が一つなくなるので、少しは楽しみやすくなります。

まとめ

・サーブの考え方は2ndサーブを、少しリスクを上げたサーブが1stサーブ

・1stサーブの理想は60%以上入るサーブ

・サーブが安定するコツ①グリップはイースタンからセミウエスタン

・サーブが安定するコツ②トロフィーポーズから打球

・サーブが安定するコツ③少し回転をかけてスライスサーブに挑戦

・サーブが入れば試合が楽しくなる

ぜひお試しください。