テニススクールに通っている人なら一度は思ったことがあるはず。
「私、上手くなっているのかなぁ」
「毎週スクールに通っていて、コーチの言われた通りにやろうとしているのに、なんでだろう。」
「私、センスがないのかぁ」
そんなことはありません。
コーチの言われた通りのことをやろうとしていて、もし上達している感じがなかったら、それはコーチの責任です。
上達することを目指しているなら、コーチを変えてみるか、スクールを変えることをお勧めします。
テニススクールはその名の通り、テニスの学校。
スクール生のテニスを上達させる場所です。
しかし、コーチに色々な方がいることも否めません。
そこで、15年間コーチをやっていて、こういうテニスコーチだったらお勧めしたい!
ぜひスクールに通って教わってほしい!と思う3つの条件を挙げます。
私自身、この3つの条件を持ち、スクール生に提示出来るよう、レッスンを行っております。
ぜひスクールに通っていて上達感を実感していない方、どんなスクール・コーチに教わっていいか分からない方に、読んでもらいたい記事です。
目次
テニスコーチに必要な3つの条件は上達に必要な条件でもある
テニスコーチに必要な3つの条件とは、
知識
説得力
楽しさ
です。
そのまんまと思うかもしれませんが、一つずつ解説していきます。
テニスコーチの知識は時代とともに変化していなきゃおかしい
30年前と今とではラケット・ストリングの進化に伴い、どんどんプレーも変わっています。
男子シングルスで無類の強さを誇るBIG3。
N・ジョコビッチ選手、R・フェデラー選手、R・ナダル選手。
どの選手も世界No1を経験し、その後怪我と不調により、成績を落とした時期があります。
「BIG3の時代は終わった。これから若手が伸びてくる」と言われた時期もありましたが、
各選手それぞれ課題を克服し、また強いBIG3が戻ってきました。
その理由は、各選手が試合で勝つために自分に必要な課題をクリアしていったからです。
10年前と同じプレーで試合に勝ち続けることは無理に決まっています。
より質の高いプレー、試合で勝てるプレーは何なのかを求めています。
コーチもその情報を取り入れていて、新しい知識を吸収し、どうやったらスクール生に理解してもらうか。
10年前と同じことを言っているコーチは成長出来ていないです。
あなたが上達したいなら、離れることをお勧めします。
説得力は幅広い。ラリー力、実績、雰囲気、とにかく伝える力が必要
学校の授業で、怖い先生の話は聞けるけど、教育実習生の話はふざけてしまう。
同じ内容を話しているのに、なぜこんな差が出てしまうのか。
それが説得力の差です。
テニスコーチも同じで、テニス歴が長い人が自分よりもテニス歴が浅いコーチの言うことは中々聞けるもんではありません。
また上級者なら自分よりテニス技術が低い人の話もあまり聞けません。
だからこそ、説得力の差というのは大きいです。
ラリー能力でも、話し方でも、実績でも、雰囲気でも。
とにかくスクール生に「なるほどねぇ」と思わせたら勝ちです。
テニスコーチはエンターテイメントも必要、スクールコーチなら楽しさの演出出来ると強い
プライベートレッスンであれば、上記の2つがあれば、相当素晴らしいコーチです。
ですが、テニススクールのコーチなら、エンターテイメント性も欠かせない条件です。
それは、テニススクールには色々な考え方でテニスを楽しまれている人がいるからです。
テニスを楽しみたい人はもちろん、運動不足を解消したい、友達を増やしたいなどなど…
そんな色々なニーズに合わせるためにもエンターテイメント性は必要です。
ふとしたときに笑える、面白いか。
面白いの考え方は人それぞれなので、ネタ?雰囲気づくり?が非常に大切になってきます。
良いテニスコーチに教わってほしいから、いろいろなスクールに見学・体験レッスンを受けてほしい
実際テニスコーチをしていると、その全てが備わっているコーチに出会うことが珍しいです。
勤勉で一生懸命、スクール生の為を一番に思っているコーチ。
そんなコーチが多くいるテニススクールに教わることが出来たら、
一番初めに記載した悩みなど、消え去っているでしょう。
より良いテニスコーチに教わり、これからも長くテニスを楽しんでもらいたいです。